せっかくダイエットをしても、リバウンドをしてしまったら悲しいですよね。
また、食事制限後「通常のお食事に戻してもいいの?」といったご質問をよくいただきます。
そこで本記事では現役のパーソナルトレーナーが
- リバウンドをしてしまう理由ってなに?
- リバウンドをしない食事方法はある?
といった内容を紹介していきます。これを読めば「正しいダイエット」と「ダイエットと食事の向き合い方」がわかりますので、是非最後までご覧ください。
目次
ダイエット後7割がリバウンドをしている?
そもそも、リバウンドというのは「ダイエットで減少した体重が再び増えてしまう」状態を指します。
ダイエットの大敵リバウンドですが、実はこんな調査結果があります。
株式会社リツビが行った、全国20代~40代のダイエット経験がある女性を対象とした「ダイエット失敗談」の調査で「リバウンドをしたことはありますか?」と質問したところ、7割以上の方が『ある(73.4%)』と回答しました。
これだけ多くの方がリバウンドをしてしまう理由は一体何なのでしょうか。
次項で確認していきましょう。
ダイエットでリバウンドをしてしまう理由
ダイエットでリバウンドをしてしまう理由は多くありますが、主に3点あります。
- ダイエット後に痩せる前の生活に戻してしまった
- 短期間で急激なダイエットをした
- ストレスをためながらダイエットをしている
ダイエット後に痩せる前の生活に戻してしまった
ダイエット後、じわじわ体重が増えた経験はございませんか?
ダイエット中に体をキープするための習慣化ができずに、ダイエット後に前の生活に戻してしまったケースによくあるリバウンドです。
ダイエットを取り組むうえで、お食事、運動、生活環境など変化を加えた部分があると思いますが、そっくりそのまま戻してしまってはリバウンドしてしまいます。
以下に好習慣を継続して行えるかが、リバウンドをしないダイエット方法と言えるでしょう。
短期間で急激なダイエットをした
例えば、1日1食などの極端な食事制限は、急激に体重が落ちますが、その分体重も戻りやすくなっています。
これは体に備わる「恒常性(ホメオスタシス)」という機能が関係しています。
例えば、50キロの女性が1か月で5キロの減量を行ったとしましょう。およそ体重の10%が1か月という短期間で減少しています。
恒常性(ホメオスタシス)は1か月に体重の5%以上の減量が見られると働き出して、次月の体重減少を食い止めようとします。これは体の防衛反応とも言えます。
そもそも脂肪というのは体にとって「この人がいつかご飯を食べられなくなった時のためにエネルギーとして保存しておこう」といった非常食的に役割を持っています。
急激に体重が減少してしまうダイエットにおいては、この防衛反応が強く働き、体重の減少を停止させてしまうと共に、ダイエットを止めたとたんにせっせと体重を増やそうとしてしまうのです。
ストレスをためながらダイエットをしている
こちらもよくあるダイエット後にリバウンドをしてしまう理由の一つです。
行っているダイエット方法が辛く、途中で挫折して暴飲暴食してしまったり、痩せられたものの、その後のモチベーションが上がらず、投げ出してしまうとリバウンドの可能性が高まります。
高いストレスは、脳で最も発達している大脳皮質に影響を及ぼします。
大脳皮質は「感情のコントロール」や「考える」「記憶」などヒトの「気分や気持ち」などの高次的な精神機能をもっています。
ストレスは、感情や衝動を抑制している前頭前野の支配を弱めてしまうために、ダイエット中、普段は抑え込んでいる「欲望に任せた暴飲暴食」などに負けてしまいリバウンドに繋がるのです。
リバウンドをしないダイエットの食事方法はある?
結論から言うと、リバウンドをしない食事方法はありません。
筆者はパーソナルトレーナーですが、例えば、運動も食事にも何にも気を使わなければ私でも、体重は増えていくでしょう。
ダイエットには、魔法の様な食事方法は無いと理解してください。
その上で、あなたにとってのリバウンドをしない食事との向き合い方や、運動への取り組み、ライフスタイルの変化などを習慣化させることが最も大切と言えます。
リバウンドを防ぐカギは、習慣化の定着です。
ダイエットでリバウンドしづらい食事方法3選
では、筆者がオススメするリバウンドしづらい食事方法をご紹介します。
①脂質制限(ローファットダイエット)
1日摂取するカロリーの中で「脂質」を減らしてダイエットする方法です。
オススメする理由として「脂質」というのは3大栄養素の中で1gあたりのカロリーが最も高い栄養素であり、制限することで1日の摂取カロリーをガクッと落とすことができます。
代表的な脂質が多く含まれる食材は以下になります。
- お肉の脂
- チーズや牛乳などの乳製品
- ナッツ類などの種実類
- サラダ油やごま油など
- パンなど
1日に必要とされる摂取カロリーの約1割程度までに脂質を制限することで、体脂肪が燃焼されやすくなります。
【関連記事】
【保存版】ローファットダイエットとは?具体的なやり方・PFC・効果
②基礎代謝に見合った正しい低糖質ダイエット
一時期ブームになりました「低糖質ダイエット」です。
読んで字のごとく「糖質(炭水化物)」を一定期間抜いてダイエットする方法です。
注意点としてただ糖質を抜けばいいというわけではなく、基礎代謝に見合ったカロリーを摂取することで、リバウンドしにくい状態でダイエットすることができます。
主にご飯・パン・麺類・甘い食べ物をお休みします。
代わりに先ほど紹介した「脂質」を摂取して、糖質を食べない分のカロリーを補います。
ご飯やパンなどをお休みできる方、会食などが多い方にはオススメです。
③ストレスをためない食事
最後にオススメするのがストレスをためないお食事です。
ダイエット中、様々な誘惑と戦うことになるでしょう。
完全に我慢するのではなく、1週間に1回はランチで美味しいお食事を召し上がったり、イベント時は思いっきり楽しむなどの工夫を取り入れるお食事方法です。
普段は脂質・もしくは炭水化物を抜いている状態でも、楽しみを設けておくことで長期間、じわじわと減量を進めることができます。
リバウンドしないでダイエットを成功するためのコツ3選
食事以外のコツを抑えることで、よりリバウンドを防ぎながらダイエットができます。
筋トレを行い基礎代謝を上げる
個人差はあるものの基礎代謝の内、筋肉が全体の2割を占めています。
思ったより少ないかもしれませんが、ポイントなのは筋肉量は増やせるという点です。
筋肉量が多ければ、体温の上昇、基礎代謝の向上、見た目の変化など様々なメリットがあります。
ダイエットで体重が減らせても、筋肉量が減少していては代謝が落ち、ダイエット前の食事に戻した途端、体重が戻りやすくなってしまうでしょう。
そのため、リバウンドを防ぐためにダイエットと並行して筋トレを行うことをおすすめします。
ハイペースで体重を落とさない
先述しましたが、とにかく早く結果が欲しい!として過度な運動や厳しい食事制限でダイエットしてしまうとリバウンドしやすいです。
リバウンドしづらいペース配分は「1ヶ月あたり、体重の5%の減量」が理想です。
例えば体重70㎏の人なら1か月3.5㎏の減量になります。
筋肉量の減少を最小限にして落とせるため、見た目も引き締まりやすくなります。
パーソナルトレーナーにアドバイスをもらう
ダイエットのプロであるパーソナルトレーナーにアドバイスをもらいながらダイエットをする方法です。
しかし「パーソナルジム」に通わなくなったらリバウンドをしたという声もちらほら。
リバウンドをしてしまう理由は、通っている間にダイエットやボディメイクに関する良いライフスタイルを習慣化できていなかったケースが多いです。
リバウンドを防ぐジムなら「ゾーイパーソナルトレーニングジム」
中でも「自分のペース」でゆっくりダイエットをしたい方、リバウンドを防ぎたい方にオススメです。
トレーナーがお客様が普段召し上がられているお食事を拝見させて頂き「無理のない食事管理」を提案する決まった形式はない食事サポートが人気です。
ダイエットを成功させるにはリバウンドをしない様に習慣化しよう!
ダイエットの大敵「リバウンド」どんなに減量を頑張ってもリバウンドをしてしまっては意味がありません。
ダイエット成功のカギは、リバウンドをしないように体に合わせたお食事。続けられる工夫などが大切です。
本メディアを運営している「ゾーイパーソナルトレーニングジム」では、無理のないダイエットを専属のトレーナーがマンツーマンでサポート致します。
管理栄養士・柔道整復師が専属で食事のサポート。健康的にダイエットしたい方は、是非無料カウンセリングにお問い合わせください。
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東京都港区新橋6丁目20-8(新橋駅徒歩8分)
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この記事を書いた人
Zoe パーソナルトレーナー 知花 和輝 某大手パーソナルジムにてトレーナー、マネージャーを経験。カウンセリングやセッション500人以上のお客様のダイエット・ボディメイクを並走。趣味は筋トレと読書。体に関する悩みを解決するための情報を中心に発信します。 |
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