ダイエットでは、寝る前の飲み物にこだわった方が痩せやすくなることをご存じでしょうか?
本記事では、痩せやすい体質に近づくための寝る前におすすめの飲み物を現役のパーソナルトレーナーが紹介します。
是非、活用してみてくださいね。
目次
ダイエットは寝る前の飲み物を意識した方がいい3つの理由
ずばりダイエットで寝る前の飲み物を意識した方がいい理由は3点あります。
睡眠の質が向上する
ある飲み物の中には体温を高めてリラックス効果を促し、睡眠を誘発してくれる作用があります。
寝る前に、体温を高い状態にすると、体の末梢血管が拡張し、手足の表面からの熱放散が増加します。
その後、体の内部の温度が低下することでぐっすりとした睡眠になりやすくなります。
質の高い睡眠は痩せやすい体質に変えていくには欠かせません。
睡眠がダイエットに大切な理由は以下の記事でご紹介しています。気になる方は是非ご覧ください。
・ダイエットを成功させるカギは睡眠だった!?良質な睡眠をとる方法・何時間が理想なの?
ダイエット効果がアップする
睡眠中でも絶えず、内臓や筋肉は身体中に血液を循環させて働いています。
体にたまった老廃物の排出や筋肉の合成などを行っているのです。
しかし、寝ている間に栄養を補給することはできません。
寝る前の飲み物は、就寝時の内臓のサポートを行い、ダイエット効果のアップが期待できるのです。
疲労回復効果がある
寝る前の水分摂取は疲労回復にも効果があるとされています。
就寝中は、からだの疲れを減少しようと体全体の血液が栄養を届けているのですが、水分が少ないと血液がドロドロの状態に。
細胞への水分供給が不足し、身体全身に栄養を届けられなくなります。
これが、様々な不調につながり、疲労が取れない原因の一つに。
寝る前にしっかり水分を摂取することで、就寝中のからだの巡りを良くして疲労回復を助けてくれるメリットがあります。
ダイエットにオススメの寝る前の飲み物5選
①水(ミネラルウォーター)
睡眠時には500ml~600mlの水分を失うと言われています。
体重の1~2%の水分が失われると脱水症状が始まります。
脱水症状が起きると、血液はドロドロとした状態になり、血液の循環を悪くします。
1日お仕事で疲れた体を回復させるためにも、寝る前には血流をよくするために水分補給しなければなりません。
たくさん飲みすぎると、夜中にトイレが近くなり目覚めてしまう可能性もあるので、寝る前にはコップ1杯(200ml)程度の水の補給がオススメです。
また、水は代謝向上にも期待でき、体脂肪の燃焼アップにもつながるので飲まない手はありません。
②ハーブティー
ハーブティーには、糖化を防ぐ働きがあります。
糖化とはまさしく「体のコゲ」のこと。
食事で余った糖質が体内のタンパク質と結合して、細胞を劣化させてしまいます。
劣化が進むと、シミやくすみの原因となるのはもちろん、血管組織を壊してしまうことがあります。
特にお仕事が夜遅くで、夕食から就寝までの時間が短い方は、寝る時に「食べた糖質(炭水化物)」が体内に余りやすくなっています。
そこでハーブティーの出番です。ハーブティーには血糖値の上昇を抑える作用や抗酸化作用が期待できます。
またハーブティーにはカフェインが含まれていないので、睡眠を妨げることもありませんのでオススメです。
③ルイボスティー
ルイボスティーには安眠作用のある「フラボノイド」という栄養素が豊富に含まれています。
他にも、ストレス抑制効果、体温上昇効果などが期待できます。
アイスで飲むこともできますが、安眠効果を最大化させるためにホットで飲むことがオススメです。
また、生理中の女性は鉄分が不足しがちです。
ルイボスティーには100gあたり10gも鉄分が含まれており、生理中の体のサポートもしてくれます。
④ソイプロテイン
ソイプロテインとは「大豆」から生成されるプロテインを指します。
特徴として、たんぱく質の吸収が緩やかに吸収され、血中アミノ酸濃度を一定に保つ働きがあります。
また、筆者も飲みますが、満足感が高く、ダイエット中甘い食べ物が食べられない時重宝しています。
しかし、注意点もあります。水やルイボスティーなどに比べてカロリーがあるため、飲みすぎて1日の摂取カロリーが超えないように注意しましょう。
なお、飲み物だけでは「ダイエット中寝る前の空腹が我慢できない…」などとお悩みの方は「寝る前に食べるのは太る!?ダイエット中の夜の食欲を抑える方法5選」を参考にしてみてください。
⑤生姜湯
ショウガには、体を温める作用はもちろんのこと、浮腫みを改善するカリウムも豊富に含まれています。
更に、ジンゲロールというショウガ固有の成分があり、コレストロール値を低下させる作用や、血流改善作用、免疫力UPなどの効果が期待できます。
寝る前に避けた方がいい飲み物3選
ダイエットで寝る前におすすめの飲み物をご紹介してきましたが、反対に避けた方がいい飲み物も存在しています。
①コーヒー
皆様もご存じのとおり、コーヒーには「カフェイン」が含まれています。
カフェインには、覚醒作用があり、睡眠を阻害してしまう可能性が高いです。
また、カフェインは摂取後30分で血中まで運ばれ、約4時間近く、その効果を発揮します。
そのため、就寝3~4時間前にはカフェインを含むドリンク(コーヒー・緑茶)などは控えるべきでしょう。
②アルコール
寝る前に「アルコールを飲むとぐっすり寝れる」といった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、寝る前のアルコールは、夜間での寝つきを悪くして、目覚めやすくなってしまいます。
ダイエット中、休養や筋肉の合成のために、ぐっすりと就寝することは欠かせません。
また、長期間アルコール摂取を継続すると体は慣れてしまい、同じ効果を得ようとするとより飲酒量が増えていきます。
結果的に、睡眠を全般的に悪化させてしまうのです。
現在、アルコールを睡眠改善目的で用いている方は、睡眠の量や質も低下させるため、短期的にも長期的にも推奨できません。
③紅茶や烏龍茶
実は、コーヒー程ではありませんが、紅茶や烏龍茶にも同様にカフェインが含まれています。
こちらも睡眠の質に影響してしまいますので、避けた方が賢明です。
また、ノンカフェインやデカフェといった名称で、カフェインが入っていない紅茶なども販売されています。
飲む際はそうした工夫をすると良いでしょう。
習慣化させたい!飲み物以外のダイエット中に寝る前にすべきこと
これまで、寝る前にオススメの飲み物をご紹介してきましたが、実は他にもダイエット効果をUPさせるために習慣化させたいことがあります。
それは「ストレッチ」です。
ストレッチには筋肉の緊張を和らげ、睡眠を妨げる筋肉のこわばりを減らしリラックス効果をもたらします。
米国で行われた2016年のある研究では「ヨガや太極拳」などの瞑想的で静かな動きは睡眠の質を向上させることが明らかになっています。
なお、呼吸が乱れない、穏やかなストレッチを行うようにしてください。
寝る前にオススメのストレッチは次の3点です。
【猫の伸びポーズストレッチ】
- 四つん這いの状態になりましょう。
- 両手を前にゆっくり進ませ、胸をゆっくりと床に近づける
- お尻は高い位置をキープ。背中が心地よく伸びる部分まで両手を前に伸ばす
〇POINT 10秒程度たったら体を起こして、再度行いましょう。2~3回がベストです。
【股関節緩めストレッチ】
- 床の上にあぐらの状態で座りましょう
- 両足の裏を合わせて、両手で足を包むように持ちましょう。
- 息をゆっくり吐き、上体を前に倒します。
- 股関節が伸びていることを感じながら、そのまま呼吸を続けます。
〇POINT 30秒~1分間を目安に行いましょう。
【むくみ解消!膝の裏伸ばしストレッチ】
- ベッドに座り、両脚を伸ばして前に伸ばしましょう。
- 両手を前に伸ばしたつま先を触るようにゆっくり伸ばしましょう
- その状態でゆっくりと呼吸を続けます。
〇POINT 太ももの裏の痛みが強い方は無理のない範囲で伸ばしていきましょう。
ダイエットは寝る前の習慣が大切!
ダイエットでは寝る前の飲み物にもこだわった方が、より結果が出やすくなります。
それでは、本記事の内容をおさらいしていきましょう。
- 瘦せやすい体質のために飲み物にこだわり睡眠の質やダイエット効果を上げよう
- 水、ハーブティー、ルイボスティー、ソイプロテイン、生姜湯がオススメ
- 寝る前は、アルコール、コーヒー、紅茶や烏龍茶は避けた方が賢明
普段、寝る前の飲み物に気を使っていない方は、是非活用してみてくださいね。
寝る前の好習慣を作って、効率よく体を変えていきましょう!
読者の皆様が、少しでも早く結果に繋がり、健康的に目的が叶えられることを願っています。
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この記事を書いた人
ゾーイ パーソナルトレーナー 知花 和輝 某大手パーソナルジムにてトレーナー、マネージャーを経験。カウンセリングやセッション500人以上のお客様のダイエット・ボディメイクを並走。趣味は筋トレと読書。体に関する悩みを解決するための情報を中心に発信します。 |
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・大阪先進医療センター|飲酒と睡眠の関係
・大塚製薬|「かくれ脱水」による水分不足が疲れの原因!?
・中日新聞|紅茶のカフェインを寝る前に摂取すると体に悪い?
・瞑想的な動きが睡眠の質に及ぼす影響