「せっかく食べたいものを我慢してダイエットを頑張っているのに痩せない」と思っているあなた、ひょっとしたら飲み物を間違っていませんか。
それに、同じ飲み物でも「飲んでも大丈夫」とか「飲んじゃダメ」などという、全く逆の意見も存在します。
特に「ジュース」や「ゼロカロリー飲料」についてお客様より質問もいただきます。
そこで本記事では、ダイエット中の飲み物について現役のパーソナルトレーナーが分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお読み下さいね。
目次
ダイエット中にジュースを飲むのはダメ?
ダイエット中には飲み物に気を付けなければなりません。
なぜかというと、液体は胃の中で消化、分解されることなく腸に流れ込んでいくので、吸収までの時間が他の食品に比べて圧倒的に早いからです。
では、どんな飲み物を選んだら良いのでしょうか。
ダイエット中の飲み物選びのポイントは以下の2点です。
低カロリーのものを選ぶこと
普段から水やお茶しか飲まない人は、ダイエット中も同じで問題ありません。
しかし、甘い飲み物を飲みたくなることもあるでしょうから、いつも以上に気を付けましょう。
種類によってはとても高カロリーです。
甘味料不使用なものを選ぶこと
低カロリーであることと同様に大事なことが、甘味料が使われていないことです。
実は市販の飲み物の大半には砂糖が使用されています。
そのため、ダイエット中に野菜ジュースやコーヒー、豆乳ドリンクなどを手にする場合には、食品表示を必ず確認して砂糖が含まれていないことを確認しましょう。
ダイエット中に避けたいジュースの一覧
清涼飲料水(ジュース)
街中の自動販売機で見かける清涼飲料水。
美味しくてさわやかな気持ちになるので、暑い日や運動の後などついつい飲みたくなっちゃいますね。
ところが、清涼飲料水にはペットボトル1本に、平均して角砂糖10~15個分の砂糖が含まれていますから、健康面を考えれば注意が必要です。
「ペットボトル症候群」という言葉があります。
清涼飲料水を飲むと血糖値が急上昇し、喉が渇いてしまい、また清涼飲料水を飲んでしまう状態のことです。
清涼飲料水には中毒性がありますし、糖尿病や高血圧のリスクがあるので、注意が必要です。
市販のフルーツジュース
フルーツジュースには果物由来の果糖が含まれています。
果物丸ごとならば食物繊維が含まれているので、血糖値の上昇を抑えてくれますが、ジュースは食物繊維が取り除かれているので、血糖値が上昇しやすくなります。
果物に含まれるビタミンなどの栄養素を摂取することはできるものの、ダイエット中には避けたい飲み物です。
100%果汁ジュースでも飲み過ぎれば太りますし、果汁100%ではないフルーツジュースならより太りやすいと言えます。
牛乳、乳飲料
牛乳やたんぱく質やビタミンB群やカルシウムなどの栄養が豊富なのですが、カロリーが高いのです。
また、牛乳に含まれる乳糖は体内では中性脂肪として蓄えられるようになるので、飲みすぎには注意が必要です。
摂取量は1日に1杯か2杯にとどめるようにしてください。
さらに、ミルクコーヒーなどの乳飲料は、甘みを出すために砂糖がたくさん使われています。
乳飲料は糖質と脂質が多く含まれているので太りやすいほか、食欲が抑えられなくなります。
どうしても乳飲料を止められない人は、無糖のミルクコーヒーがお勧めです。
それに更年期を迎えた女性は牛乳を豆乳に変えることをお勧めします。イソフラボン女性ホルモンの代替ホルモンとして働いてくれるからです。
お酒
ダイエット中の飲酒はできれば避けたいところです。
それでも、お付き合いやお酒が好きな方は、以下の様な工夫がオススメです。
- カロリーよりも糖質に注目する
- 1回の飲む量、飲みすぎに注意
- つまみにも注意
また、ダイエット中は飲むお酒の種類にもこだわりましょう。具体的には次のお酒がオススメです。
ハイボール | 糖質ゼロのビール | 生レモンサワー | 焼酎 |
ウイスキー | ジン | ウォッカ | ブランデー |
以上のように糖質が低い蒸留酒がお勧めです。
ただし、シロップや砂糖が使用されている「割りもの」は使わないようにしましょう。
また、アルコールの分解には大量の水が必要になります。水分が足らないと脱水症状を起こすことに繋がりますので、お酒と同量の水を飲むように心がけましょう。また、水を飲むことで飲酒量が抑えられたり、つまみが減るという効果も期待できます。
食事制限だけでダイエットに成功することは困難です。普段から運動したり、日常生活で体を動かすことが大切です。特にお酒を飲んだ次の日は、運動量を増やしエネルギーの消費に努めましょう。
ダイエット中のお酒の飲み方についてより知りたい方は「【ダイエット中なら必見】蒸留酒って本当に太らないの?種類・カロリーの知識」をご覧ください。太りにくいお酒の飲み方を紹介しています。
スポーツドリンク
猛暑の時やスポーツの後にはスポーツドリンクと考える人が多いかもしれませんが、スポーツドリンクには注意が必要です。
なぜならば、スポーツドリンクには清涼飲料水よりも多い糖質や塩分が含まれています。
そのため、水やお茶のようにがぶがぶ飲むと太ってしまうので、できれば避けましょう。万が一飲む場合は、水で薄めて飲むことをおすすめします。
あくまでもスポーツドリンクは、屋外で大量に発汗するようなハードな運動をする人が飲むものという認識が必要です。
ダイエット中どうしても甘いものが飲みたい時の工夫3選
ダイエット中に甘い飲み物はいけないとわかっていながらも、どうしても我慢できないときの工夫3選をご紹介します。
①スムージーにする
スムージーは健康的で美容に効果があるので、ダイエット中の飲み物にピッタリです。
ただし、冷たいスムージーを飲みすぎると体を冷やし、頭痛や下痢の原因になりますので、飲みすぎに注意しましょう。
またスムージーは、基本的にはいつ飲んでも問題ありません。
おすすめなのは、空腹を感じたときにおやつの代わりで飲むこと。おやつの代わりに取り入れることで、カロリーコントロールと栄養補給の役割を果たしてくれます。
②ホットレモンは満足感も高い!
ホットレモンは、温かさと爽やか酸味が満足感を高めてくれます。
また、レモンに含まれるクエン酸には、代謝を上げて体温の上昇を促す効果が期待できます。
内臓から血流が促進することによって、体の芯から温まり冷え性の改善にも役立ちます。
さらに、ホットレモンにはデトックス効果があります。
レモンに含まれるクエン酸には肝臓の動きを活発にする効果があるので、体内の毒素や老廃物を排出する働きを高めてくれます。また、レモンの食物繊維が腸内環境を整えてくれるので、便秘解消の効果が期待できます。
③ココアを活用する
就寝前のコーヒーはカフェイン含有量が多いので、夜眠れなくなったり体を冷やす原因になりますが、ココアはダイエット効果や様々な健康効果が期待できます。
ココアに含まれるテオブロミンやカカオポリフェノールには、末梢血管を拡張し、手足の血流を改善する働きがあります。
これにより手足のむくみが解消するので、冷えが気になる冬にぴったりな飲み物です。
また、ココアにはショウガよりも長い時間、手足の温かさが持続したという実験結果があるため、冷え性予防の効果があります。
ゼロカロリー飲料はダイエット中OK?
ゼロカロリー飲料はダイエット中できれば避けたい飲み物の一つです。
というのも、食欲が増して食べ過ぎるので太るといった説や、ゼロカロリー飲料に使用されている人工甘味料は糖尿病にリスクがあるといった健康に関する報告があるからです。
例えば、現在最も多く使用されているアスパルテーム、その次がアセスルファムkです。フランス・パリ・ノール大学の研究チームは、アスパルテームとアセスルファムkを大量に摂取すると、がんとの関係性が有意だったと報告しています。
大量の基準が不明ですが、飲みすぎには注意が必要なようです。
このように、未だに人工甘味料にはわからないことが多く、定説がないのが現状ではあります。
ですから、ダイエット中に考えてみると、食欲が増してしまうリスクや健康を考えて飲まないことを選択する方が無難と言えます。
ダイエット中は飲み物にこだわろう!
ダイエット中のジュースについて調べてみると、摂取する時間や量などの工夫が必要であることがわかります。
とくに人工甘味料については定説が定まっていないところから見ても、過剰摂取にならないように注意が必要です。
そして、ジュースやお酒を飲むにあたり、水を併用することが健康的にダイエットを続ける方法と言えます。
ジュース摂取にあたってのルールを自分で決めて、無理のない生活を送ってくださいね。
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この記事を書いた人
ゾーイ パーソナルトレーナー 知花 和輝 某大手パーソナルジムにてトレーナー、マネージャーを経験。カウンセリングやセッション500人以上のお客様のダイエット・ボディメイクを並走。趣味は筋トレと読書。体に関する悩みを解決するための情報を中心に発信します。 |
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