スティックセニョールは、ブロッコリーと中国野菜介藍（かいらん）を掛け合わせて作られた日本産の野菜です。

ブロッコリーの茎を長くした形状をしているものの、ブロッコリーの様な大きなつぼみをしているわけではなく、どちらかというと茎を食べるための野菜です。

スティックセニョールには多くの栄養が含まれていますが、日本ではあまりヒットしませんでした。

その後、アメリカに進出して、人気になり、日本でも発売されるようになりました。

しかし、日本ではまだマイナーな野菜です。

そこで本記事では、現役のパーソナルトレーナーがスティックセニョールについて、その栄養とダイエット効果について紹介します。

スティックセニョールってなに？

スティックセニョールが日本で発売されたとき「ブロッコリーニ」という名称で販売されていましたが、国内では人気が出ず、、、

海外に進出したところアメリカで人気の野菜になりました。

アメリカの食料品店に行けば、必ずと言っていいほど置いてあるほどポピュラーな野菜とされているそうです。

また、海外サイトで調べてみると、スティックセニョールの多くのレシピ紹介や栄養・味わい、調理の手軽さなどから、高い評価を受けていることが分かります。

ブロッコリーと何が違うの？

ブロッコリーとスティックセニョールは正直似ています。

もし、あなたがブロッコリーが好きであれば、スティックセニョールも必ず気に入るでしょう。

どちらもアブラナ科の野菜ですが、ブロッコリーよりも茎が柔らかく、つぼみは小さく、繊細な野菜です。

つまり、ブロッコリーの茎よりもスティックセニョールの茎は簡単に食べられることを意味しています。

栄養価は、ほとんど変わりませんがスティックセニョールの方が「スルフォラファン」が多いためさまざまな健康効果が期待できます。詳しい栄養素については後ほど説明いたします。

スティックセニョールの味わい・食感【個人的感想】

個人的には、ブロッコリーよりも好きです（笑）

スティックセニョールの味わいは、甘くてマイルドな風味があります。

その他、ブロッコリーに近いですが食感に大きな違いがあります。

ブロッコリーというよりはアスパラガスや菜の花の食感に似ています。

適度にシャキシャキしており、ブロッコリーにはない噛み応えのある茎とブロッコリーよりも柔らかいつぼみが特徴的です。

青臭いクセは一切なくとても食べやすい野菜です。

ブロッコリーよりも茹で時間が短く、いちいち包丁で切らなくても食べられるので、調理がカンタン。スーパーで売っていたら必ず買うようにしています。

スティックセニョールの糖質・カロリー

続いて、スティックセニョール（100gあたり）の糖質やカロリーを確認していきましょう。

カロリー	約35kcal
糖質	1.6g
タンパク質	4.4g
脂質	0.2g

※日本食品標準成分表を参照

スティックセニョールは、低カロリー、低糖質、低脂質の食材です。

野菜の中では、タンパク質が多く、ローファットダイエット、ケトジェニックダイエットどちらにも有効な食材と言えるでしょう。

スティックセニョールのダイエットにも嬉しい栄養たち

スティックセニョールにはダイエットに嬉しい次の栄養素が含まれています。

• ビタミンC
• ビタミンB1
• ビタミンB2
• カロテン

スティックセニョールには、ビタミン類が豊富に含まれております。特にビタミンCはレモンの約2倍も含まれており、免疫力UPや疲労回復にピッタリ。

また、ビタミンB群は3大栄養素の代謝に深くかかわるため、ダイエットには欠かせない栄養素の一つです。

• 鉄
• カルシウム
• カリウム
• 食物繊維
• スルフォラファン

また、各種ミネラルも豊富に含み、身体の機能を整える作用もあります。特に「スルフォラファン」に注目です。

スルフォラファンは、ブロッコリーやブロッコリースプラウトなどに含まれるフィトケミカル（植物特有の成分：強い抗酸化作用を持つ）の一種です。

貧血や動脈硬化の予防、がんの抑制などが期待できるとされています。

また、ダイエット中、摂取カロリーを少なくしているため、栄養バランスが崩れてしまうと、身体の不調をきたしやすくなります。

スティックセニョールの様な抗酸化作用（酸化を抑え、美容や生活習慣病の予防）を持つ食材は体の調子を整えるため、積極的に食べたいですね。

スティックセニョールの美味しい茹で方

ここでは、スティックセニョールを美味しく食べる茹で方を紹介していきます。

茹で方は主に2種類。

• 鍋で茹でる
• シリコンスチーマーなどを使用してレンジで加熱する

私はシリコンスチーマーを使用していつも茹でています。

シリコンスチーマーの場合は、洗ったスティックセニョールを600wで2分間加熱してください。

シリコンスチーマーが無い場合は、耐熱容器に軽く水を入れた後、ふんわりラップをかけて同じく600wで2分間加熱しましょう。

茹ですぎたり、加熱しすぎるとコリコリとした食感が失われてしまいます。

なお、レンチンで加熱した方が茹でるよりも栄養素が失われないためオススメです。

スティックセニョールの食べ方・レシピ

スティックセニョールは、野菜の中でもさまざまな料理に使用できます。

炒め物、サラダ、スープなど。オーブンやグリルで焼いても美味しいです。

ちなみに、私は良くサラダにして食べています。

ダイエットやボディメイクに活かすために、サラダでスティックセニョールの栄養素を丸ごと摂取したいからです。

以下、ダイエット中でも食べられるスティックセニョールのレシピを紹介します。

カンタン！スティックセニョールのガーリック炒め

【材料】

• スティックセニョール
• 塩
• ニンニク
• 水
• カイエンペッパー

【作り方】

1. スティックセニョールを軽く水で洗う
2. オリーブオイルをフライパンに引く
3. スティックセニョールが明るい緑色になるまで炒める（6分～7分）
4. ニンニクと塩とカイエンペッパーを入れる（味の濃さはお好み）
5. 30秒ほど炒めたら、2分の1カップの水を入れて1～2分蒸らして完成

スティックセニョールについてのまとめ

スティックセニョールはいまだマイナーな野菜であるものの、最近スーパーでよく見かけるようになりました。

私は見たことのない野菜があれば買うようにして、食感や味わい、栄養素など、自分で感じてからお客様に紹介するようにしています。

筋トレする方はよく「鶏むね肉とブロッコリー」しか食べないの？なんて質問がありますが、「鶏むね肉とスティックセニョール」ですよ！なんて言えるかもしれません。

高栄養価で特徴ある食感がオススメの美味しい野菜です。

是非、スーパーで見かけたら手にとってみてください。

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この記事を書いた人 ゾーイ　パーソナルトレーナー　知花　和輝 某大手パーソナルジムにてトレーナー、マネージャーを経験。カウンセリングやセッション500人以上のお客様のダイエット・ボディメイクを並走。趣味は筋トレと読書。体に関する悩みを解決するための情報を中心に発信します。

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【参照元】

・Broccolini: Nutrients, Benefits, and How to Cook It
・ファイトケミカルとは